自分自身を知るためのマーケティング
成功しているフリーランスエンジニアの多くは、自分自身をよく理解しています。何ができて何ができないのか、得意分野は何で、どんな特徴を持っているのか。どういう仕事に対してどういう貢献ができるのか。製品におきかえれば、どんなに良い物を作ろうと、相手に伝えることができなければその製品は売れません。自分自身の良さをしっかりと伝える力をつけることが大切です。
マーケティングといえば、売り方や集客といった手法と思いがちです。確かにその通りなのですが、それだけでは、なかなか商品を売る事は難しいのではないでしょうか。
なぜなら、フリーランスエンジニアの数は多く勝ち残らないといけないからです。
どんなに優秀なエンジニアが、素晴らしい商品を作ってもマーケティングに失敗してしまうと意味が無くなってしまうからです。
エンジニアの多くはクリエイティブ思考で仕事をしています。クリエイティブ思考とは、より良い物を作ると思う事。しかし、商品を売る為には、マーケティング思考に切り替えなくてはいけません。マーケティング思考とは、どういうアプローチで商品を届ける事ができるのか。いかに、相手に満足してもらえるか。エンジニア=クリエイターは、たとえ良い物を作る事が出来たとしても、良い物と相手に伝える事が出来ない人が多いのです。作った商品だけではなく、自分自身を売り込む際にも同じことが言えます。
エンジニアの仕事をして行く上で、トークはさほど重要じゃない。会社員時代はそれでも良かったかも知れません。しかし、フリーランスになったからにはそうも言っていられないのではないでしょうか。営業経験のあるエンジニアも中にはいると思います。経験のある人は、マーケティング思考を持っている様な気がします。気のきいたトークが必要な訳ではありません。良い物が出来た時に、その価値を100%言葉で伝えるのです。相手に押し付けるのではなく、会社に必要だ。と、思って貰う為に、言葉の力という物を勉強してみてはどうでしょうか。相手のニーズを敏感に察知し、そのニーズに合うものを良いタイミングで提案できれば仕事をとることができるでしょう。
この世界には様々な職業があります。ほとんどの業種は形ある物を売り、商売をしています。しかし、エンジニアは、技術、つまり自分自身を商品にして売っています。
エンジニアの仕事に、同じ仕事はないと言われています。エンジニアはその時々の会社に合った、商品を作っていかなければならないのです。目に見えない技術、つまり自分自身が商品なのです。いかに自分の事をマーケティング出来るか。自分をいかにアピール出来るかで、今後のフリーランス人生が変わって行くのではないでしょうか。
フリーランスエンジニアと聞くと、かなりのスキルを持っていなければならないのではと身構えてしまう人も多いようですが、意外とそうでもありません。そうでもないといえば語弊があるかもしれませんが、会社員として現場で活躍できているエンジニアであれば、ほぼ心配はありません。エンジニア不足のご時勢、フリーランスエンジニアとしての一歩を踏み出すのに、それほど高いハードルはないのです。
フリーランスになると、退職金がありません。国民年金の支給額も会社員に比べてかなり下がってしまいます。老後の備えについても早いうちからしっかりと計画しておく必要があるのです。そこで活用したいのが、フリーランスの退職金ともいわれる制度、「小規模企業共済」です。小規模企業共済制度の概要を紹介します。活用できるものは有効活用して賢く老後に備えましょう。
フリーランスエンジニアにとって、仕事をとることが何よりも大切です。仕事探しの強い味方になってくれるのが、フリーランスエンジニア専用のエージェントです。仕事を紹介してくれたり、様々なサポートも受けらるため、フリーランスにとっては大変心強い存在になってくれます。しかし、中には悪質な業者もいるようですので十分に注意しましょう。