フリーランスは個人事業主!派遣社員は会社員!
フリーランスエンジニアとは、システムやプログラム等の仕事を請け負う事で、報酬を得る事の出来る、個人事業主の事を言います。会社と雇用契約を結んでいる派遣社員とは違い、全ての仕事を一人で賄っています。
フリーランスエンジニアは個人事業主です。会社に所属し給料を貰っている訳ではありません。では、どうやって報酬を貰うのか。それは企業と業務委託契約や業務請負契約を結ぶ事から始まります。企業と契約を結ぶには開業届を住んでいる役所に出さなければなりません。この開業届を出していないと、契約を結ぶ事の出来ない企業も多くあるからです。開業届を出したら、自分自身で営業をし、契約をしてくれる企業を探します。全ての仕事をこなす。
それが、フリーランスエンジニアなのです。
派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、紹介された派遣先の企業で働きます。報酬ではなく、派遣会社から月給を貰っています。そこが、フリーランスエンジニアとの大きな違いになります。また、企業と雇用契約を結ぶという事は、労働基準法が適用されます。労働基準法では、労働時間の制限や、有給休暇の付与が義務付けられています。福利厚生も社員と同じく加入することができます。
それに対しフリーランスエンジニアは企業側からみると労働基準法に対する適用は一切ありません。極端な話をしてしまえば、何時間でも残業を頼めるという事になります。しかし、その分、報酬を沢山貰えるわけです。また、福利厚生は一切ありませんので、個人で国民健康保険や、国民年金等に加入しなければいけません。税金も自分で確定申告をしなければならないので、税金についての勉強もしなければならないのです。
フリーランスエンジニアになったからと言って、だまっていきなり仕事が舞い込んでくる事はあまりありません。
自力で仕事をとるパイプや人脈がないフリーランスエンジニアはエージェントに所属している人も多いようです。エージェントは、エンジニアに代わって、営業や、打ち合わせ、トラブルがあった時の対処までしてくれます。また、税金関係の事にも相談に乗ってくれるようです。派遣社員とあまり変わらないのではないかと、思いがちですが、エンジニア本人のスキルや経験を考慮して仕事を取って来てくれるのです。エンジニア本人にも力がないと仕事は入ってきません。その分報酬も高く、責任も負わなければならないのです。
フリーランスエンジニアと聞くと、かなりのスキルを持っていなければならないのではと身構えてしまう人も多いようですが、意外とそうでもありません。そうでもないといえば語弊があるかもしれませんが、会社員として現場で活躍できているエンジニアであれば、ほぼ心配はありません。エンジニア不足のご時勢、フリーランスエンジニアとしての一歩を踏み出すのに、それほど高いハードルはないのです。
フリーランスになると、退職金がありません。国民年金の支給額も会社員に比べてかなり下がってしまいます。老後の備えについても早いうちからしっかりと計画しておく必要があるのです。そこで活用したいのが、フリーランスの退職金ともいわれる制度、「小規模企業共済」です。小規模企業共済制度の概要を紹介します。活用できるものは有効活用して賢く老後に備えましょう。
フリーランスエンジニアにとって、仕事をとることが何よりも大切です。仕事探しの強い味方になってくれるのが、フリーランスエンジニア専用のエージェントです。仕事を紹介してくれたり、様々なサポートも受けらるため、フリーランスにとっては大変心強い存在になってくれます。しかし、中には悪質な業者もいるようですので十分に注意しましょう。